kindle買って読書熱が高まっとります!なちょ。です!
又吉直樹さんの『火花』の勢いに押され気味でしたが、それを逆手にとってバラエティー番組で人気が高まった羽田圭介さんの作品です。
バラエティー番組大好き人間のなちょ。的には、作家でありながら芸人さんに引けを取らない面白さがあって、とても気になっている人物でした。
基本的に本を読むときって、作者がどんな人物かって知らない場合が多いですよね。
作者がどんな人物か把握している状態でその人の書いた本を読む、というのは私にとって初めての体験でした。
私にとってちょっと特殊な作品となった『スクラップ・アンド・ビルド』。
テレビで話題になってすぐに買ったんですが、なかなか読めず、やっと一晩かけて読み終えたので、記憶の新しいうちに記録しておこうと思います!
作品全体の特徴①
とにかく情景描写が詳しい!!!!
「えっ、これノンフィクションですか?」
「実際に住んでたでしょwww」
ってくらい部屋の配置や窓の向き、人物の導線が鮮明に脳裏に浮かぶように書かれています。
最初の数ページはほぼ全部情景描写です。
1ページあたりの情報量が非常に多いと感じました。
作品全体の特徴②
目立って大きなイベントはなく、ただただ日常が描かれています。
そのためか、第一章、第二章といった章分けはなく、行間のみで場面が切り替えられています。
あくまでネタバレなしなので詳しくは書きませんが、主人公と祖父の生活の様子がメインに描かれています。
二人の対話と主人公の心の内の描写がページを進めるごとに変化していきます。
先ほど述べたように情景描写がとても多いので、とても臨場感があります。
読んでみた感想
本を最初に手に取った時に驚いたのがその薄さ!
作品部分は121ページしかありません。
章分けされてない上に時系列で主人公の日常がおくられていくので、「気付いたら一冊読んじゃった。」てかんじでした笑
途中で読むのに疲れなかった、ということはそれだけ魅力的な文章だったんだと思います。
新しい視点を知るきっかけになりました。
ただ、何と言ったらいいんだろう、これが芥川賞なのか?と思いました。
芥川賞=めっちゃすごい本
=「うおおおぉぉぉっ!!」って感動するやつ
って考えてた私にとってこの作品はちょっと目からウロコ!ってかんじでした。
淡々と進む主人公の日常を共に歩むうちに確かに心に変化が生まれる。
そんな作品です・・・!!
ただちょっと、作者さんの人柄を知らずに読みたかったな、と思いました。
ブログは自分を売りこむメディアだと思うので、「書いている自分」が見えない方がいいこともあるんだな、と新たな発見がありました。
特徴①で述べたように情景描写が細かく文章からの情報量が多いので、読書が苦手な人の導入には向いてないかなと思いました。
いろんな作品をもっともっと読んでから、もう一度読んでみたいなと思いました。
読書ベテラン向きの作品ですな。笑
読後感をひとことで例えると・・・
・・・みたいな!!
今日の〆
なちょ。氏の人生初の書評記事、いかがだったでしょうか?w
D・・・読後感を
H・・・ひとことで
T・・・例えると
DHTは私の書評で毎回やってみようかなと思います!
他の書評との差別化だ!!
(ほんとはボキャブラリーが足りないだけなのは秘密!!!!)
小中学校時代ファンタジー小説ばっかり読んでた私にとってはとても新鮮な作品でした!
あまり構えずにさくっと読んでみてください♪
That’s ALL!!
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